Monex Crypto Gift は、現在準備中です。

2021/12/03 19:27


気軽にビットコインやイーサリアムをプレゼントとして贈れる、ギフトカード型のペーパーウォレット「Monex Crypto Gift」。こちらの商品はどんなふうに生まれたのでしょうか。


今回は「Monex Crypto Gift」を企画した松嶋真倫に「本商品を企画した背景」や「暗号市産業界への想い」などをインタビューしてみました。



Q. 本日はよろしくお願いします。まずは、簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか?


(松嶋)もともと銀行で働いていましたが、銀行を辞めたあとに、暗号資産の世界に入りました。


2018年末にはマネックスグループのメンバー入りをして、まずは「LOOK BLOCK」という暗号資産関連の有料データベースサービスを作っていました(現在は提供終了)。当時のクリプト業界は、様々なプレイヤーが参入して、凄いスピードで業界が動いていたものの、どのような企業がどのような活動をしているとか、どのような暗号資産プロジェクトがどのような状況なのかといったことが分かりづらく、信頼感のあるデータベースが必要だと感じていました。


その後、暗号市産業界全体が下火になったこともあり、LOOK BLOCKはサービスを終了しましたが、引き続き、暗号資産関連のサービスを検討していました。


また、その間も、ビットコインの市況などを分析したレポートを継続的に執筆しており、今年からは、マネックス証券においても暗号資産アナリストとして情報発信をしたり、マネックスユニバーシティの暗号資産コースの講師を務めています。


Q. ありがとうございます。暗号資産業界に継続的に関わる中で、今回の「Monex Crypto Gift」というアイデアが出てきたんですね。そんな「Monex Crypto Gift」ですが、実際に形になったものを目にすると案外シンプルで、「ありそうでなかった」というイメージの商品だと感じますが、具体的にはどのような背景からアイデアが生まれたのでしょうか?


(松嶋) ずっと暗号資産業界に関わっているので、暗号資産が広がるうえでの課題、言い換えると、暗号資産を保有するときのハードルは何だろうということを常に考えていました。


ひとつは保有するうえでのハードル。暗号資産業界では、過去にハッキング事故などもあったため、みんなが暗号資産を保有するうえでの不安が大きいと感じていました。


そこで、カストディのようなビジネスを検討したこともあるのですが、規制の問題などもあり、どうやら難しそうだというのが結論でした。


それでも、個人の方が安心して暗号資産を保有できる方法はないかと考えていたところ、ふと松本(マネックスグループ会長CEO)が「ペーパーウォレットが一番安全だ」と普段から話していたり、インタビューで回答していたことを思い出しました。


Q. なるほど、では、最初はギフトということではなく、ペーパーウォレットとしての発想があったんですね。


(松嶋) はい、そうなんです。


そこにギフトという発想が入ってきたのは、新型コロナウイルスの流行がきっかけでした。新型コロナウイルスが流行する中で、続々と友人が「コロナ婚」をするという体験をしたんです。僕は普段から暗号資産に関わっていることもあって、そういうときには、やっぱり暗号資産をプレゼントしたいなと。


Q. 暗号資産だと値上がりにも期待できますもんね。


(松嶋) そうなんです!実は、過去にマネックスグループの部署で結婚したメンバーに、部署のみんなでビットコインをプレゼントしたことがあるのですが、そのことを思い出して、当時プレゼントしたビットコインの現在価値を調べると、なんと10倍以上に値上がりしていたんです(笑)


やはり、暗号通貨はプレゼントとして魅力的だなと思いましたし、もらった人はきっと暗号資産の魅力に気付いてくれるだろうと思いました。


Q. そうして、「個人の方が安全に暗号資産を保管できるペーパーウォレット」というアイデアと、「暗号資産のギフト」というアイデアが交差したんですね。


(松嶋) はい。このアイデアを深めていこうと国内外のペーパーウォレット関連のサービスを調べてみると、ペーパーウォレットは全体的にぎらぎら感やクリプト感が強いデザインのものが多いことに気付きました。これでは、既に暗号資産業界の中にいる人しか使わないだろうなと。


デザイナーの方とも話していたのは、ギフトとして暗号資産をプレゼントするという使い道でも利用してもらい、一般の方にも暗号資産が広がっていくためには、もっと親しみを感じられるような、馴染みのあるイメージが良いよねと。


Q. たしかに、あまりに暗号資産感が強いカードだと、暗号資産を怪しいと感じている友だちにはプレゼントしづらい気もしますが、一般的なプレゼントのイメージに寄せてあると、プレゼントしやすい気がします。


(松嶋) そうなんです。既に暗号資産を持っている人が、気軽に他の人の後押しをできるようなデザインが良いなと。


僕は、友人からの後押しというのは、新しいことを始めたり、何かに挑戦・リスクをとるうえで、とても大事だと思っていて、僕自身が銀行を退職したのも、クリプト業界に飛び込んだのも、友人の後押しがあったからでした。そうした後押しもあって、投資を始めたビットコインですが、無事に価格も上がったので、成功体験を得ることもできました。


暗号資産のプレゼントをもらうという形で後押しがあって、その価格が上がるという成功体験が得られれば、もっと多くの人が僕のように暗号資産に興味を持ってくれるのではないかと考えています。


Q.  なるほど!「プレゼントをもらう」という日常的な体験が、同時に「暗号資産に投資する」という新しい非日常の体験と裏表になっているのが面白いですね。


(松嶋) はい、ですから、暗号資産を保有している方は、ぜひプレゼントやギフトとして「Monex Crypto Gift」を使って、友人に贈ってみてもらえると嬉しいなと思います。


他にも、パーティーの景品とか、社内表彰の賞品とかにも使ってもらえると嬉しいです。


Q. ビンゴ大会の景品とか(笑)


(松嶋) そうですね(笑)


Q.  そもそも最初はペーパーウォレットを考えていたということですが、「Monex Crypto Gift」は、そういう使い方もできるんですよね?


(松嶋) はい、ギフトカードのデザインですが、普通にペーパーウォレットでもあります。ペーパーウォレットとして保有して「ビットコインを持ってるよ」というコミュニケーションに使ったり、自分のビットコインを保管しておくこともできます。ただし、あまり大金を入れることは推奨していないので、ご注意ください。


Q. では、続いて、それぞれのカードのデザインについて、どんな使い方をするとよいか等を教えてもらえますか。


(松嶋) まず、【BTC_logo】は、みんなが知っているビットコインのロゴを大きくあしらったもので、「ビットコインが入っているよ」というのが一目で伝わります。プレゼントされた方も「ビットコインをもらった」ということが直感的に分かりやすいと思うので、ビットコイン感を強く出したいときに、ぜひ利用してもらいたいです。


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【ETH_logo】は、今ある6種類では唯一のイーサリアムのペーパーウォレットです。イーサリアムは、ビットコインに次いで、時価総額が2位の暗号通貨でもあり、NFTやDeFiなど暗号通貨のさらに深い世界へと繋がるブロックチェーンでもあります。イーサリアムのウォレットには、ERC系のトークンも入れられるので、この【ETH_logo】のペーパーウォレット自体に、DeFi系の通貨を入れたり、NFTを入れることもできます。NFTをプレゼントするなんてときにも使ってもらえると嬉しいです。需要がありそうなら、NFTを贈るとき専用のデザインも用意したいなと思います。


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【DiamondHands】は、ウォール街でも話題となった「DiamondHands」を象徴するビットコインペーパウォレットになります。「DiamondHands(ダイヤモンド・ハンズ)」は、RedditなどのSNSでバズったり、ツイッターのプロフィールに書いている人もいますが、「まるでダイヤのように硬い握力」といったイメージで、どんなにボラティリティやリスクがあても握りしめているぞという感じです。なので、価格が乱高下してもビットコインを手放すことはないということを訴えたい人はこの一枚を手にしてみてください(笑)


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【HODL】は、少し似ていますが、「HOLD」(保有の意)に由来していて、長期で保有することを意味しています。カードの表面は白の□があって、何年間保有するかというのが書き込めるようになっています。「何年間は売らずに保有してみてね」というちょっとした遊び心をプレゼントに加えられます。


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【Present】は、ちょっとかわいいデザインを意識した1枚です。女性にプレゼントするときとか、女性の方がプレゼントするときにも、やわらかくてかわいいデザインのものがあれば使いやすいかなと思ってつくりました。


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【Goshyugi】は、ご祝儀袋のようなデザインのギフトカードです。そもそも周囲に結婚が増えていた中でビットコインをあげたいなというのが着想の原点でもあるということで、自分自身でも使いたい1枚としてデザインしてもらいました。鮮やかな赤のデザインになっているので、お年玉などシーズン的にも良いかなと思っていて、社内でも評判の良い1枚です(笑)


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Q. ありがとうございます!今後、他のデザインが追加されることはあるんでしょうか?


(松嶋) ニーズ次第ではありますが、「もしもデザインでこんなのが欲しい」というものがあれば、ぜひ検討したいので、問い合わせていただけると嬉しいです。


Q. 「Monex Crypto Gift」でビットコインやイーサリアムをプレゼントにあげた/もらったという体験が広がっていくと良いですね!最後に、長年にわたってクリプト業界に関わって、今回「Monex Crypto Gift」も発売した中で、クリプト業界の今後について、期待していること等はありますか?


(松嶋) アメリカを中心に、2021年って海外では明るいニュースが多かった印象です。コインベースの上場がありましたし、カナダではビットコインETFが上場したり、アメリカでも先物ベースのビットコインETFが上場しました。グローバルでみると、しばらくは欧米を中心に様々なプレイヤーが参入してきて、さらに明るい方向に向かっていくのではないかと思っています。


一方、日本をふり返ってみると、2017年や2018年ほどの盛り上がりはなかったのかなと思います。当時は、今よりも投機的な側面も強かったので、盛り上がり方の良し悪しについては意見が分かれるところかもしれません。しかし、海外では投資だけでなく、どんどん技術・サービス面でも盛り上がりがっている中で、やはり日本においても、盛り上がり自体はもっと必要だと感じています。「Monex Crypto Gift」が日常的なプレゼントのシーンに浸透して、暗号資産が盛り上がる一助になれば嬉しいです。


また、「Monex Crypto Gift」に限らず、他社のサービスも含めて、何気ない日常に暗号資産が溶け込めるサービスがさらに増えていくと良いなと思っています。まだまだ発展途上の業界なので、あまり派閥や利害関係などを意識しすぎることなく、業界みんなでもっと一緒に盛り上げていけると嬉しいなと思います(笑)


以上、「Monex Crypto Gift」の企画者、松嶋真倫のインタビューをお送りしました。

ぜひ、日常のプレゼントシーンで「Monex Crypto Gift」をご活用ください!


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